スキップしてメイン コンテンツに移動

出版物第二号:正字の壁


昨年12/23正式に原稿を受理し野尻泰煌さんの作品集の制作が今年からスタートします。2020年内に仕上げればいいからとのことですが、概ね年内には詰める予定。来年は印刷における仕様の調整ぐらいでしょう。



電子書籍との親和性皆無

壁は全部正字(野尻泰煌正字)にするという点。デジタル出版を考慮にいれた場合に致命的になります。これ対しては新漢字の配置に正字を入れる。つまり書体を1つこの本の為に用意する必要があります。そうじゃないと電子書籍で表示されなくなります。(ま、恐ろしく大変なことなんですが)

正字の壁

氏は予てより新漢字からして日本人の堕落が始まっていると述べ、普段の手書きはほとんど正字です。疲れた時と面倒くさい時は新漢字ですが。なお、旧漢字というと不機嫌になります。「旧じゃない、正字だ。」その思いは強く、当初、その莫大な労力に苦しみましたが一度、限定部数をコピー本で依頼され110ページ全てを正字で発刊。想像通り重労働でした。今回もその際に作成した 野尻泰煌フォント を使おうかと思ったのですが、電子書籍との親和性皆無 に書いたように、それでは表示出来なくなります。

旧字体フォント

発売されてます。ところが正字の解釈というのは学問の世界に入ってきます。正字の解釈は様々あり、それらを検討していたら時間が幾らあっても足りません。なので 野尻泰煌の思う正字 と開き直り専用のフォントを開発するしかありません。既に発売されている旧字体フォントすら変更セざる負えないことを意味し(解釈の差)、当然それは出来ません。そうなると作るしかないのです。

このフォントが出来れば通常コードに入れ込みますのでワープロのように普通に打てば出ます。後半に行くほど楽になる予定であります。もっとも、そこまで行くのが大変。

大規模作字

ベースとなるフォントの目処は昨年たてました。そのフォントは商用利用だろうが加工しようが完全なフリーなので、仮に電子書籍をPDF版で出すことになっても問題にはなりません。実は フリー と名うつものは 条件付き がほとんどで、予め熟読しておかないと思わぬ事態におよびますのでご注意下さい。

作字。下手すると1字で数時間・・・。本業ではあったので慣れているのですが。1文字1万円。今回はそういう意味ではコスト度外視。最も「出てこない字は作らない!w」と決めてます。そうしないと何千時間かかるか知れません。(;´Д`)

制作状況は暇な時にしか書けませんので、当ブログは基本的に進捗的な意味合いはありません。お暇な時にでも覗いて下されば。

コメント

Wikipedia

検索結果

人気の投稿

短歌で綴る自叙伝:出版第一号の動機

(カバー写真・也太奇出版より) * 母の短歌集が也太奇出版の第一号です。 出版の動機は母への私なりの恩返し。 ご多分に漏れず家では色々あり、 「母には苦労をかけるな」そんな思いが常々。 何を一番喜んだだろうと考えた際、 思い出したのが国会図書館への蔵書でした。 その歌集は複数人による共同出版物でしたが、 少女のようにはしゃいでおりました。 強く印象に残っております。 会社員時代から数えて二十五年ほど 何の因果かずっと本作りに関与してましたので ISBN登録して正規の出版者になろうと決意。 そうなると蔵書は義務になりますので。 * もっとも、 国会図書館への蔵書に関しては 驚くほどそっけない反応でしたが。(笑)
時は移ろい、考え方も変わるものです。
まぁ、そんなものですよね。
松里鳳煌-MATSUZATO hoko-

ご挨拶

今年から 也太奇出版:店長のコラム と称し、 出版物に関する細かい情報をご紹介したいと思います。 当方1年半~2年に1冊程度の出版を計画しており、 現在五冊は予定しております。 小さな小さな出版者ですので、 基本的に全てを一人でやります。 性質上重複して取り組むことは出来ません。 作家活動もありますしね。 小さな括りの中、 小さな関係性の中、 顔の見える本作りを考えております。 それぞれの生きた証、喜びの結晶、 そうしたものがご用意できればと。 お付き合い頂ければ幸いです。
松里鳳煌-MATSUZATO hoko-

短歌で綴る自叙伝:製本状態のご紹介

今回は「短歌で綴る自叙伝」の製本状態をご紹介。 ネット本屋さんは手に取れない分、 本の状態が想像しづらいのが難点。